アブラナ科の植物の食味はなんとも多様だなと思う一方で、その裏では辛味成分であるイソチオシアネートによる類似性があり、とても面白いなぁと思う。大根とブロッコリーとワサビがどれも同じアブラナ科に属しているという事実が既に面白いし、愛してるの響…
潮干狩りというと、潮干狩り用に漁協がアサリを撒いていてそこに客が金を払って入るというのが一般的ですが、そういう潮干狩りを楽しんでできるような人間なら初めから野食などという意味わからん行為はしていないわけで、野食家は採らねど高楊枝、というこ…
キノコは怖いので有識者の指南を受けるまでは手を出さないと決めているのですが、キクラゲくらい採るのは許してほしいものだ。 うちの畑の隣の耕作放棄地の枯れ木にキクラゲがびっしり。耕作放棄地にはセイタカアワダチソウとアレチノギクとコセンダングサが…
春の七草のなかにハハコグサ(ゴギョウ)が入っていること自体に異を唱えるつもりは毛頭ないけれども、別にハハコグサを粥に入れる必要性はないよなぁと常日頃から思ってはいる。 触ってみればすぐわかるのだが、ハハコグサの葉にはホワホワとした毛が生えて…
この夏は暇ができるとよく川(大河川の中流域の河原)で遊んでたんですが、ルアーぶん投げてニゴイ狙う以外のことをしたいなと思い、ふと思いついてヨシノボリを釣ってみることにした。 見てみると河原のごく浅いところのそこここにヨシノボリがいるので、手…
みんなザリガニって食べたことあるもんだと思ってたけど、食べたことない人っているもんなんですね。家族に聞いてみたら母しか食べたことがなかった。みんなどんな幼少期過ごしてきたの。 実家にわが子を連れて行くときは、ほぼ必ず、近くの用水路に魚を捕り…
普段私たちが食べているゴーヤは完熟してない状態なわけです。熟したゴーヤ見たことあります? ゴーヤは熟すと黄色くなります。めっちゃトロピカルで甘そうなビタミンカラーですが、果物ではないので甘くはない。 これを開けると出てくる赤いのが種。 ねえ …
仕事でフィリピンに行ったのですが、ローカルフードを食べるのも仕事のうちみたいなとこありますよね。 ローカルスタッフ「バロット食べたことある?」 ワイ「何それ?」 ローカルスタッフ「写真見る?w」 ワイ「何わろてんねん、見せろや」 ローカルスタッ…
3歳の息子もついに釣りデビューを果たし、昨年の11〜12月は連日ハゼ釣りをしていた。 ここはしじみ漁やはまぐり漁の船着場になっている港で、漁師さんの邪魔にならない範囲で釣りができるようになっている。 昼近くになり、船が戻ってきては貝の選別やら清掃…
黄色とグレーの縞模様にお尻の赤が映えて、ジョロウグモを見ると、ああ、秋だなあという心地がする。秋の空の青さにこれほど似つかわしい虫はいないと思う。 (Wikipediaより) ジョロウグモは虫食界ではとても美味しい虫という確固たる評価を得ているようで、…
秋は野山を散歩するのがよろしい。いろんな実がなってますからね。 ムカゴ。私が毎年毎年この時期になると妻の白い目にもめげず採りにいくので、最近では妻もムカゴ採りに付き合ってくれるようになりました。 ムカゴについて詳しくなりたい方はこちらの過去…
小学生の頃にブルーギルを飼っていたんですよ(まだ特定外来生物法が施行される前なので、生きたままの運搬や飼育がセーフだった)。毎日、学校から帰ってきたら畑でミミズを掘って餌やりしていましたね。ブルーギルというのは人慣れする魚で、飼い始めてし…
そう、静かなる怒りが常に私の中にあるのですよ。 NHKの土曜夕方とかに、ターシャ・テューダーさんとかベニシア・スタンリー・スミスさんが自然に寄り添いながら生活している様子を描いたドキュメンタリー番組がやってて、野に出て野生のいちごを摘んで「こ…
カメムシという虫は、世界的に見るとアジアやアフリカで食べられているメジャーな食材ですが、その食材としての地位は「あのにおいがあるからこそ」なのか、「あのにおいがあるにもかかわらず」なのか。そこが、皆さんがカメムシを食べようとしたときに悩む…
どこにでも生えていて、アク抜きなどの面倒な調理工程が必要なく、そして美味いという点で、ノビルが人権野草であることに異論はないことと思います。 ノビルは春先から出始めますが、あまり小さいうちにとっても食べ応えがなく、一本一本薄皮の処理をするの…
近所の公園の一箇所にだけユキノシタが生えていた。天ぷらになるべくして生まれてきた野草です。 よく家の庭に植えられていたりもしますね。ユキノシタを庭に植えておけば、いつでも天ぷらをすることができるわけです。庭にユキノシタを植えてるのに天ぷらに…
3月の頭、妻が「そろそろつくし出てないかな?」と言い出した。 わが細君は貴婦人なので野草など食べない。「これ地域によっては流通してるよ」と言っても警戒して食べないことの方が多い。ひょっとすると、以前私がドクダミのフライを食べさせたのが原因な…
申鶴復刻おめでとうございます! 仙人である申鶴は花を食べます。私も負けられないゾ、ということで花を食べていきましょうね。 ちょうど近所のハクモクレンが先週見頃になっていました。見頃ということは食べ頃だと解釈しても、あながち間違いではないでし…
ギシギシという植物はどこにでも生えているザ・雑草ですが、その新芽は山菜のような特有のほろ苦さと風味があって美味しかったりします。「ザ・雑草」って言葉面白くないですか。ともあれオカジュンサイとも呼ばれるくらいには一部で食材として認知されてお…
1年前に食べたフジの実が美味かったんですよ。 そういえば今年は拾いに行くチャンスがなかったなあと思いながら春を迎えようしていた、そんなタイミングでフジの実に遭遇した。 芝生が綺麗に敷かれたような公園って基本食材を見つけにくいんですけど、フジ…
あくまでも私の住むところではっていう話ですが、春の野草の本格的なシーズンインは3月からで、どれだけ暖かくとも2月はまだ種類が限られています。そんななかでもいち早く青々と成長する筆頭野草がカラシナ。そんなわけで毎年の私の春の野草採取はカラシナ…
果敢にも冬の河口にクロダイ・キビレを狙いに来ました。なんと!結果はボウズでした。 仕方ないので野草を取ります。コンクリートの護岸なので植物が少ないですが、やたらとヘラオオバコがありました。 その名のとおりオオバコ科の植物で、ヨーロッパ原産の…
春が近づいてきたのでソワソワしますね。ソワソワしすぎてデニソワ人になっちゃいました。 何か食べられるものがないかと散歩してみても春の野草には少し早い。代わりにツバキの花が咲いていたのでツバキ食べてみましょうか。せっかくなのでサザンカと食べ比…
自生しているのか植えられているのかは分からないが、近所の水辺にジュズダマが生えている。食べてみましょう。 半分くらいの株はもうとっくに枯れて実もカスカスになってしまっていたので、もう少し早くに採りに来てもよかったかもしれない。 中にツチイナ…
明日また来てください。本当のナマズを食わせますよ。 栗田「山岡さんっ!!」 山岡「どうしたんだ」 栗田「山岡さん、海原雄山に美味しいナマズを食べさせるなんて言ったんですか!?ナマズだなんて泥臭くて美味しくないんじゃないですか?」 山岡「ナマズ…
釣りの途中、立派なセンダンの木を見つけた。 ムク… ムクムク… シュポンッ!!! サポニン「しらたまさん、こんにちは!」(cv.小原好美) しらたま「わあ!なんだお前は!?」(cv.中村悠一) サポニン「びびってて草 僕はサポニン!センダンの実に含まれるサポ…
最近はなかなか一人で野草を探す時間がないので、子どもを遊びに連れて行くついでに道端の草をチェックするのがメインの活動になりつつある。そんなこんなで、近所のどこにどんな野草があるかだいたい把握している。それでも、こんなところに実はこれが生え…
秋なので、先日の記事に続きハリガネムシ関連のネタです。ハリガネムシを食べたわけではありません。 午前10時、子どもと一緒に近くの公園にきました。公園といっても、だだっ広い芝生がある系の公園です。里山が隣接しており、いろんな生物が普段からいます…
先日の記事のとおり、三重県の答志島に旅行に行ったんですが、小さい子どもがいると旅行先での動き方が子ども中心になりますね。とにかく起きている時間帯にいかに退屈させないかに全神経を注ぐようになる。9月中旬なのでもう海水浴はできないが、磯遊びはで…
三重県鳥羽市の答志島に渡るフェリー乗り場の隣に鳥羽マルシェという直売所があります。 鮮魚がとても安くて魚種も豊富にある(写真は完全に撮り忘れた)。中でも目を引いたのがハモで、丸のままの大きなハモが700円とか800円で売られている。袋の中でくるく…