しらたまが道草を採って食うブログ

私ついていくよ どんな辛い野食の闇の中でさえ

畑に生え散らかしてる紫蘇でジェノベーゼを作る

今年の実家の畑には紫蘇がわんさか生えている。紫蘇が少なかった昨年の実績への反省から、今年は種をたくさん撒いたからである。昨年も紫蘇の種を撒いたのだが、昔植えて以来うちの畑で半野生化している三つ葉とのニッチ争いに負けて、あまり育たなかったらしい。植物界も大変だな。

ともあれ、今年は大量の紫蘇が育っているのだが、とてもではないが消費しきれる量ではない。夏を超えたら葉も固くなり、秋の穂紫蘇を楽しんだらもう抜いてしまわなければならない。さてどうするか。葉が固くても大量に消費できる利用法といえば、ジェノベーゼソースしかない。

 

ということで実家から45リットルポリ袋一杯に持ち帰った紫蘇。

 

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まず葉の選別。ひたすら3時間くらいかけて葉をちぎり終わった。何をしているのだ。

 

ジェノベーゼは本来はバジルで作るが、他のハーブを使ったレシピも色々ある。しかし香りがある程度強いハーブでないと、香りがすぐに飛んでしまってただの青臭いソースになってしまうとの思いがあるので、その点、紫蘇は安心して使うことができる。

材料は、紫蘇、ニンニク、クルミ、オリーブオイル、塩。シンプルな材料なので、パンチのある味に仕上げるためにはニンニク、クルミは多めに入れるべきと思っている。大量に作って長期保存したいので、パルミジャーノレッジャーノはこの時点では入れず、食べる直前にかける方式にする。レシピによっては胡椒を入れるものもあるけど、せっかくのハーブの香りが胡椒に隠れて野暮ったくなるので、入れない。

 

下準備でクルミを炒っておいたら、あとは材料を入れてフードプロセッサーにひたすらかける。紫蘇を大量に入れたので、かたまりが残らないように入念にかける。

 


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できました!ほうれん草入りベーグルです!

 

ツイッターでこの画像あげたら、どこぞのbotがカロリー計算してくれました!チョコリングドーナツと認定されました!


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馬鹿なこと言ってねえでさっさと食べるぞ。

 

パスタ茹でるときにズッキーニも一緒に茹でました。

パルミジャーノレッジャーノはたくさんかけましょう。かければかけるほど美味しくなります。世界の理です。


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紫蘇の香りがしっかり立っていて美味い。やはりニンニク、ナッツ、オリーブオイルはガッツリ入れるとパンチが出ていいですね。このときは茹で上がったパスタをボールに移してソースを和えただけだったけど、フライパンの上でソースと茹で汁を合わせて乳化させるとより美味い。

 

ソースを作ったその翌週にまた実家から同量の紫蘇を貰ってきたので、今冷凍庫に4ヶ月分くらいのソースの在庫がある。当分食い繋げられるね。