ナマズ釣りに行ったときに野草も採りましたので、今回は野草のレビューです。
↓ナマズを泥抜きせずに食った話はこちら
この寒い季節に生えてる野草というとやはりロゼット型の草がメインになってきます。
やっぱり川岸にわんさか生えてますね。
アキノノゲシ。キク科アキノノゲシ属の植物で、葉っぱの形が、同じくキク科のタンポポによく似ている。クリーム色の花を咲かせます。
キク科ノゲシ属に属するオニノゲシは以前食べたことがあるが、なかなか苦味があった。↓
タンポポも以前食べたが、やはり苦味があるものの許容範囲内で、コクのある味わいであった。↓
さらに、葉っぱを見る限りキク科っぽいやつが他にもいた。
調べてみる限り、たぶんアレチノギク。葉の表裏に柔らかい毛が密生しているし、秋に発生しロゼットで越冬するとあるので、条件には合致していそう。葉が紫がかっていないので、ヒメムカシヨモギではなくアレチノギクの方だろう。(アレチノギクなのかオオアレチノギクなのかは不明。)
これ、その辺の荒地でこれ見よがしに生えまくってるやつですね。今までちゃんと気にして見たことがなかった。調べてみると食べている人もいるようなので、試しに採ってみます。
これまでのキク科の雑草シリーズではどれも茹でで食べているが(オニノゲシは苦すぎて最後は炒めたが)、この苦味と香りからすると、天ぷらにするのが一番美味いのではないかという直感があった。釣れたナマズはフライにする気満々だったが、面倒くさくなったので全部天ぷらにしてしまうことにします。
アレチノギクの全体像。ロゼットとしては手のひらサイズなのに、このたくましい根っこ。こりゃ増えまくるわけだ。
それぞれ生で齧ってみる。どちらも思ったほどの強い苦味がない。アレチノギクはちゃんと幼苗を選ばないと繊維が強そうなので、小さい株だけを選別。
美味そう。
アレチノギク
まずはアキノノゲシから。
サクサクで美味い。春菊みたいな香りで普通に美味い。目隠しして一口だけ食べさせられたら春菊と間違えてしまうかもしれない。やるやん。
アレチノギク。香りは大人しいものの、やはりキク科特有の香りはほのかにあり、表面のうぶ毛のおかげなのか、もちもち感がある。これもけっこう美味い。アキノノゲシには劣るけど、今まで本当にただの雑草としか認識してなかったので、食べられると知って少しテンションが上がってしまう。
ちなみに数日後、実家でとれた春菊が送られてきた。春菊美味すぎワロタ。
(採取日: 2020. 12. 13)