河川敷のつづきです。
まだ季節が少し早かったため、菜の花以外の収穫はこれといってなかったのですが、ヤブジラミを見つけたのでセコセコと採取してみました。
ヤブジラミはセリ科の野草で、同じくセリ科のニンジンに葉の形が似ている。葉を揉むとほんの少しだけ清涼感のある香りがする。葉の表面はうぶ毛に覆われている。
初夏のころになると数ミリの卵型の果実をつけるんですが、刺毛が密生していて服にくっつくことからシラミの名を冠している。
今回採ったのはかなり若芽の段階だと思うんだけど、手触りはごわごわとしていて、そこはかとない「美味しくない野草」感がすでに漂ってるんですよね。
40〜50分かけて集めて小さめのボールに軽く一杯。小さいから採取に時間がかかりました。時間かけた価値はあるのだろうか。
根っこはスッと1本長く伸びたものがあるだけなので、引っ張ればプスッときれいに抜ける。
豚肉と炒めました。ついでに採取したノビルも入っています。ノビルは美味しそうですね。安心感があります。だって美味しさが約束されとるもん。
調理してから気づいたけど、ヤブジラミを下茹でしませんでした。不安しかない。
この頃、唐辛子をたくさん入れた炒め物にハマっていたんですよ。辛くしたいというよりあの高い香りが好きなので、辛みが出すぎないように唐辛子の種はきっちり除いてます。
ヤブジラミ実食
にっが
さすがに苦すぎる。ゴーヤの苦味でもない、山菜の苦味でもない、なんか舌の奥の方にくる重たい苦味。あまり食べていい苦味とは思えない。下茹ですれば抜けるレベルの苦味ではない。
ヤブジラミは可食の野草だという情報を持っていたのだけど、これ本当に食べるような野草なんだろうか。そもそもこれは本当にヤブジラミだったんだろうか。果実を見れば一発でわかるんだけど、葉だけで判断したので、セリ科の別の何かだった可能性もある。
ちょっと怖いのですぐに食べるのをやめました。ヤブジラミという確証を持てないままですが、採取のコスパが悪すぎるので確認作業はたぶん今後しません。ヤブジラミ食べたよという方がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております。
(採取日: 2022. 2. 11)