今回はただの雑記です。
3月初旬、河川敷で菜の花とヤブシラミを採ってきたのは過去記事のとおりですが、河川敷の様子が1年前と大きく変わっていました。
この背の高い枯れ草群、オオブタクサです。前に進めん。ヤブカンゾウエリアに到達できないじゃないか。
1年前はオオブタクサの姿は全然目立たず、河川敷をふつうに歩いていくことができました。
しかし去年の夏頃から、青々と育つオオブタクサが目につくようになってきました。
オオブタクサは北米原産の外来生物で、すでに日本各地で繁殖が進んでいる植物です。背丈が2メートル以上にもなるのに1年草なので、毎年このクソでかい草が伸びては立ち枯れるを繰り返すわけです。
この太さですよ。やはり大陸サイズである。
昨年の夏にこのオオブタクサの新芽を食べたことがありましたが、特に食べる価値は感じませんでした。ちなみに繊維をとるなどの利用価値もないらしい。
4月中旬、再び河川敷に来てみると、どうやら順調に次の世代のオオブタクサが育ってしまっているようです。
15センチくらいの新芽だったのですが、とにかく茎がしっかりしてるんですよ。これは強い風雨にも耐えられますわ。
見つけたものは引っこ抜いて持ち帰って焼却処分しましたが、土されあればどこにでも芽吹いているという有り様で、完全に侵略されている感があります。
オオブタクサは、環境省が指定する生態系被害防止外来種のうち特に対策が必要な重点対策外来種に指定されているものの、移動・飼育等が法的に制限される特定外来生物には指定されていないようです。とはいえ、行政的な区分がどうであれ、これだけの短期間に河川敷一帯を覆い尽くす繁殖力を目の当たりにすると、本当にやばい草なんだと痛感します。
河川敷の利用者として、いよいよ外来種の問題が他人事ではなくなってきました。