しらたまが道草を採って食うブログ

私ついていくよ どんな辛い野食の闇の中でさえ

2022-01-01から1年間の記事一覧

冬のナマズはゲオスミン臭が少ないことの検証をしたかったが過去の記憶が私の公正な判断の邪魔をする

明日また来てください。本当のナマズを食わせますよ。 栗田「山岡さんっ!!」 山岡「どうしたんだ」 栗田「山岡さん、海原雄山に美味しいナマズを食べさせるなんて言ったんですか!?ナマズだなんて泥臭くて美味しくないんじゃないですか?」 山岡「ナマズ…

センダンの実は石鹸として利用できるのか

釣りの途中、立派なセンダンの木を見つけた。 ムク… ムクムク… シュポンッ!!! サポニン「しらたまさん、こんにちは!」(cv.小原好美) しらたま「わあ!なんだお前は!?」(cv.中村悠一) サポニン「びびってて草 僕はサポニン!センダンの実に含まれるサポ…

ベニバナボロギクはだいたい春菊(代替春菊)

最近はなかなか一人で野草を探す時間がないので、子どもを遊びに連れて行くついでに道端の草をチェックするのがメインの活動になりつつある。そんなこんなで、近所のどこにどんな野草があるかだいたい把握している。それでも、こんなところに実はこれが生え…

ハリガネムシに寄生されたと思しきカマドウマ

秋なので、先日の記事に続きハリガネムシ関連のネタです。ハリガネムシを食べたわけではありません。 午前10時、子どもと一緒に近くの公園にきました。公園といっても、だだっ広い芝生がある系の公園です。里山が隣接しており、いろんな生物が普段からいます…

磯で採った貝やらヤドカリやらを放り込んだ味噌汁

先日の記事のとおり、三重県の答志島に旅行に行ったんですが、小さい子どもがいると旅行先での動き方が子ども中心になりますね。とにかく起きている時間帯にいかに退屈させないかに全神経を注ぐようになる。9月中旬なのでもう海水浴はできないが、磯遊びはで…

巨大なハモを買って捌いてみたけど素人が手を出してはいけなかった

三重県鳥羽市の答志島に渡るフェリー乗り場の隣に鳥羽マルシェという直売所があります。 鮮魚がとても安くて魚種も豊富にある(写真は完全に撮り忘れた)。中でも目を引いたのがハモで、丸のままの大きなハモが700円とか800円で売られている。袋の中でくるく…

キジハタ・カサゴ・アナハゼの清蒸

三重県答志島でキジハタやカサゴを釣りました。今回は調理編です。 前回の記事には釣りと下処理の様子を書きました。 せっかくなのでシンプルに刺身か塩焼きにして食べたいところですが、島で散々刺身と塩焼きは食べてきたので別の料理が食べたい。なんなら…

島で根魚釣り〜キジハタ・カサゴ・アナハゼ

三重県の答志島に旅行に行ってきました 妻と子が寝てる隙に釣りに行くわよ。 ✳︎朝早く起きて釣りに向かう私 宿のおっさんからは散々釣れないと言われた、宿のすぐ目の前の漁港。朝5時、満潮から少し経ったくらいの潮目。この条件で釣れないはずがありません…

夏休みさいごの日曜日 ぼくはパパと小鮎をつりにいった

タイトル、エモくないですか?まあ僕一人で行ってきたんですけど。 8月の最終週、そこはかとない淋しさが漂う季節ですね。そうです、琵琶湖流入河川での小鮎が禁漁になる前の最後の週だからです。 ちなみに言っておくと、小鮎が禁漁になるだけではなく、主要…

カマキリが入水する季節

今回は何も食べません。ただの自然観察です。 今回の琵琶湖釣行で何度か遭遇した光景。 やたらとカマキリが溺れている。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、ハリガネムシに寄生されたカマキリやカマドウマといった昆虫が入水自殺するというやつだと思…

大きくなったアキノノゲシの芯はクセが強くて食感の重いレタスの軸

最近釣りに行っても坊主ばかりなので、逆説的に野草採取が捗るというものよ。魚を釣りたいねぇ。 アシの群生の中に堂々と生えるでかい草。 アキノノゲシ。レタスの原種として知られる野草(アキノノゲシもレタスもキク科アキノノゲシ属)。 弊ブログで何度も…

ヤマモモの実

毎年ヤマモモの実を採りに行きたいと思いつつ、近所のヤマモモの在りかを知らなかった。子どもの頃にヤマモモを採った場所は遠方で、わざわざヤマモモのために行くような距離ではない。 私が認識していた範囲内で、自宅から最も近くにあるヤマモモは近所の敷…

花が咲ききって薹(とう)が立ったネギは美味しく食べられるのか

実家の畑の捨てられそうな作物を引き取ってなんとか美味しく食べてみるシリーズをまたやります。今回はネギです。 上の写真のように、ネギは小さな無数の花が集まるようにして咲き、この球状の花の集まりをネギ坊主と呼びます。市場に出回ることはないですが…

真竹のタケノコ(反省会つき)

前回の記事で食べた黒竹はいわば園芸品種。純粋な野生のタケノコを採って食べてみたい。 ↓前回 そうそう、こういう竹薮に生えてるタケノコを採りたかったんですよ。 ドライブ先で子どもを遊ばせるために立ち寄った公園に竹薮があり、しかもちょうどタケノコ…

黒竹(くろちく)のタケノコはアク抜きの手間が不要なのでよいです

タケノコを採りたい。しかし孟宗竹はその辺に生えていないし、生えていたとしても私有地の可能性が高い。ということで当面は公共の場などに生えている適当なタケノコを採って過ごす。 そういえば実家にも竹あるんだわ。 黒竹(くろちく)です。和風の庭によ…

ツワブキと普通のフキを食べ比べる

GW中に海釣りに行ったんですが、見事な坊主でした。稚鮎とかヒイカがいるかなと思ったんですが、まだ少し時期が早く、何も釣れない端境期のタイミングだったようです。 ということで野草を摘みます。 近くの岩場にツワブキが生えていました。 ツワブキはよく…

買ったブロッコリーがヨトウムシに食われまくっていたのでそのヨトウムシを食ってみた件

野菜・野草にくっついている虫をただ殺すのが忍びないので食べてみたシリーズ第4弾です。 第1弾:枝豆 第2弾:オニノゲシ 第3弾:パセリ(一部青じそ) 夕方、会社で仕事をしていると、妻から謎のLINEが来た。 配慮として妻のアイコンを黒塗りにしたら、ダー…

イタドリの新芽の先端がキュムキュムしてて美味しい

イタドリのきんぴらを作って食べたのは先述のとおりです。美味しかったです。 きんぴらにするのは茎の部分だけなので、新芽の先端部分と葉っぱは下処理の過程で取り除きますが、さすがに30〜40本処理すると副産物が大量に出てきます。 以前、本当に芽吹いた…

季節が巡り巡っても僕らをずっと待ってる 揚げても消えないドクダミの香り

記念すべき弊野食ブログの第1回目の記事はドクダミのフライでした。もう2年近く前ですね。2年間も僕は何をやっているんでしょうか。 このとき食べたドクダミのフライは、ただただドクダミでした。「あ!揚げ物にすると独特の風味は飛んで、美味しくなるんで…

大量のイタドリの皮を剥きながら「わたしはこういう手仕事をしてる時が一番幸せなの」って言ってる

山菜としてはメジャーではないけれども、食べられるということはそこそこ知られているし好きな人もわりといるという、そんな立ち位置のイタドリ。高知県ではよく好んで食べられているそうですね。たしかに高知出身の職場の後輩に聞いてみたら「いや、知らな…

歌をきかせたかった 愛を届けたかった ハマダイコンの実を美味しく食べてあげられなかった

結論だけ、書く。 せっかく採取したハマダイコンの実を食べるのに失敗した。 ハマダイコンを採ったまま調理していないことを思い出したのは 採取の3日後だった。 あたしはその3日間 連休にかまけて記憶を失っていた。 覚えていたのは原神の綾華ガチャを何十…

【雑記】行きつけの河川敷が1年前からすっかり様変わりしてしまった

今回はただの雑記です。 3月初旬、河川敷で菜の花とヤブシラミを採ってきたのは過去記事のとおりですが、河川敷の様子が1年前と大きく変わっていました。 この背の高い枯れ草群、オオブタクサです。前に進めん。ヤブカンゾウエリアに到達できないじゃないか…

ヤブジラミがあまりに苦すぎて途中で食べるのをやめた

河川敷のつづきです。 まだ季節が少し早かったため、菜の花以外の収穫はこれといってなかったのですが、ヤブジラミを見つけたのでセコセコと採取してみました。 ヤブジラミはセリ科の野草で、同じくセリ科のニンジンに葉の形が似ている。葉を揉むとほんの少…

菜の花は葉っぱも美味い

まもなく啓蟄の時期であるからして、冬の間家でぬくぬくと原神をプレイしていた私も、「原神で野草摘んでいる暇があったら現実世界で野草を摘め」という誰かの声に動かされて、のそのそと河川敷へ繰り出すのである。 でも野草の話する前にちょっと原神の話を…

春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪がクソ寒 - 七草粥もどき

年末年始は寒かったのでずっとゲームやってました。ソシャゲにはしばらく手を出さないでいたのですが、暇つぶしに原神を始めてしまいました。周りで原神をやっている人はあまりいないのですが、ツイッターでフォローしている絵師さんたちがよく原神キャラの…