しらたまが道草を採って食うブログ

私ついていくよ どんな辛い野食の闇の中でさえ

ヤマモモの実

 

毎年ヤマモモの実を採りに行きたいと思いつつ、近所のヤマモモの在りかを知らなかった。子どもの頃にヤマモモを採った場所は遠方で、わざわざヤマモモのために行くような距離ではない。

私が認識していた範囲内で、自宅から最も近くにあるヤマモモは近所の敷地内。実が採取されることなく熟した実が落ちていくので、なんで食べへんねんとイライラしながら毎年見ている。食べられる実がなるのにそれを食べずに庭木として生やしているだけの人ってたまにいるけど、サイコパスじゃないかと思う。

その次に近くにあるヤマモモが東山動物園内。園内には可食キノコであるタマゴタケが生えていたりして野食マンにとっては動物以外の見どころもあり楽しいんですが、園内にはヤマモモやカヤなどの可食の実がなる木も植えられている。先日行った際、ちょうど熟したヤマモモの実を集めている飼育員さんがいたのでお話ししたところ、オランウータンにあげるそうである。オランウータンがヤマモモを食べているならば、私も食べないわけにはいかない。

 

 

 

子どもを遊びに連れて行くたびにいろんな木を見まくってようやく見つけました。案外近くの公園にありましたわ。

f:id:shiratamarr:20220724200054j:image

f:id:shiratamarr:20220724221759j:image

 

黒く熟した実は地面に落ちます。
f:id:shiratamarr:20220724221745j:image

 

ヤマモモの王道の採り方は、木の下に傘などを置いておき、木を揺すって落ちてきた実を集めるという方法ですが、傘の手持ちがなかったので手の届く範囲で直接採取。ある程度量を確保してジャムでも仕込んでみようと思っていたのですが断念。
f:id:shiratamarr:20220724221749j:image


f:id:shiratamarr:20220724221754j:image

ちょっとでも熟し方が足りないととても酸っぱいですが、熟したものは甘酸っぱくて美味しい。松ヤニのような特有の香りが面白い。

 

 

 

(採取日: 2022. 6. 18)