野菜・野草にくっついている虫をただ殺すのが忍びないので食べてみたシリーズ第4弾です。
第1弾:枝豆
第2弾:オニノゲシ
第3弾:パセリ(一部青じそ)
夕方、会社で仕事をしていると、妻から謎のLINEが来た。
配慮として妻のアイコンを黒塗りにしたら、ダークマターが喋ってるみたいになってしまった。
ちなみにブロッコリーご飯というのは、炊飯器に米とブロッコリーを入れて一緒に炊いたのちバターを混ぜ込んで作る料理です。最近わが子が白ごはんをあまり食べないので、親としても色々工夫をしてるのです。
帰宅すると、まな板にブロッコリーが放置されている。
たしかに虫食いがすごい。直売所に並んでた時の見た目は普通だったのになぁ。
妻「カウンターに置いてある、わたしがこの前百均で買ったストレス解消用の黄色いプチプチの上にイモムシがいるから」
ちょっと何言ってるのかわからないですね。
なんであなたがこの前百均で買ったストレス解消用の黄色いプチプチの上にイモムシがいるんですか?
アブラナ科につくイモムシといったらモンシロチョウかなとか思っていたけど、どこぞのガの幼虫でしょうね。色が全然違うけど、顔が同じなのでおそらく同じ種類です。
しかしこの食痕、イモムシが2匹だけとは思えない。ブロッコリーをさらに解体すると、いました。
この模様…お前ヨトウムシか?
このマムシのような模様が典型的なヨトウムシの模様なんですが、調べてみると緑だったり薄ピンクだったり、色んな色になるようです。さっきの2匹もヨトウムシですね。
ヨトウムシとは、ヨトウガというガの幼虫であり、全ての農家の敵です。夜になると土から這い出てきて作物を食い荒らす農業害虫界のサラブレッド。農業害虫とされるイモムシも見てるとかわいいので基本憎めないんですけど、ヨトウムシお前はダメだ。
ヨトウムシと分かった途端に食べたくなくなってきたけど、ヨトウムシとはいえ殺すだけは忍びないので食べてみます。
茹で
案の定、ブロッコリーの味です。これまでの経験から、イモムシの味はその個体が食べていた作物の味そのものだと分かっていましたが、今回も見事にブロッコリーそのものの味です。
ちなみにブロッコリーの方はというと、虫が食べた周辺の部位はあまり美味しくなかったです。やっぱり野菜は虫食いじゃない方がいいですね。
(採取日: 2022. 5. 23)