しらたまが道草を採って食うブログ

私ついていくよ どんな辛い野食の闇の中でさえ

繊維が柔らかければツユクサは美味い - ツユクサの胡麻和え

実家はクソ田舎で、家の地続きに畑と田んぼがある。おかげで畑と庭を含めあらゆるところでカエルがぴょこぴょこやっているケロちゃんハウスと化している。先日、カエル嫌いの知り合いがうちに来たら憤死してしまった。

 

雑草が生え放題で実質里山みたいなもんなので、野菜の収穫ついでに食べられそうな草をむしってみる。今回はツユクサ

中学校の理科の授業で葉っぱの気孔を顕微鏡で観察するためにツユクサを摘んで持っていったことが思い出されます。(中学校は嫌いだったので、思い出して少し嫌な気分になってしまいました。記憶を再度封印しましょう。)

 

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花が咲く前の、まだ葉が柔らかいもの。インクを垂らしたような濃い青の花の元となる部分が見られます。

 

茎を齧ったら固かったので、葉だけ選別。f:id:shiratamarr:20200904124655j:image

 

茹でると30秒足らずでクテクテになってくるので湯からあげます。

胡麻和え。
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シャキシャキと繊維が心地よいが、少し繊維が口に残るかな。もうちょっと若い頃の葉の方が良かったけど、まぁ許容範囲でしょう。人によっては、舌に引っかかるような鮫肌感(?)が苦手という人もいるかもしれない。あと少し時期が遅かったら繊維がもっとごわついていただろう。

意外にもヌメリがある。モロヘイヤほどではないが、噛むと少しぬるっとした食感が出てくる。

味は特徴なし。青臭さやエグミもない代わりに、とりたてて甘みもない。酸味や苦味も皆無。どんな味付けにも染まるので、ある意味利点かもしれない。これがただで食べられるのなら万々歳。