しらたまが道草を採って食うブログ

私ついていくよ どんな辛い野食の闇の中でさえ

野草

春の河川敷がほぼ八百屋の件 〜 菜の花・ヤブカンゾウ・ノビル・セイタカアワダチソウ他

春なので川に来ました。水質調査のためです。 けっこう暖かくなってきたのでちょっと期待して来たのですが、オイカワが全然釣れません。水の中はあまり生命感もない。 しかしコイとミドリガメはその辺にいます。今度来たときは君たちも狙うのでよろしくね。 …

春の野草食べ比べ 〜 ノゲシ・カラスノエンドウ・ハルジオン・タネツケバナ

今回はうちの近所で、1時間以内にいろんな野草を採るというやつをやります。子守りの合間に1時間だけ時間をもらったので、時間までに戻らないとキレられるからです。 普段ベビーカーで赤ちゃんを散歩に連れていくときに、どこにどんな野草が生えているかチェ…

野草を採ってるときに「何してるんですか?」と話しかけられたときの対処法

私は基本的に一人で行うアクティビティしか趣味にしていないので、野食もソロでやっています。一人でやってるのを「ソロ」って言えばちょっとかっこよく聞こえると思ったら大間違いですよ。 野草を採るのって、世間の多くの人から見ると怪しい行動らしいです…

オカジュンサイことギシギシの新芽の味見

散歩中にちょっとした珍味を見つけた。 これ、ミキプルーンの苗木(ギシギシの新芽)。 どこにでも生えてるでかい雑草です。 その新芽はこんな感じでヌメってるんですよ。そのためオカジュンサイなんて呼ばれているそうです。 表面に付いてるかつお節をきれ…

食べ頃を逃したナズナでも食べ方さえ気をつければほぼ大根葉

この1〜2月で「自宅の敷地内で春の七草を探す」というのをやろうかと思っていましたが、完全に企画倒れに終わりました。西松屋に毎週末行ってたので。 なので、申し訳程度にナズナだけでも食べてみようと思ったってわけ。 2月中旬だけど、もう普通に花咲いて…

クズの新芽とムラサキゴテンのお浸し

最近寒くてネタに困っているので、夏頃の小ネタを繋ぎで書いておきます。 散歩すると、どこにどんな野草が生えているかよくわかって楽しい。家の近所に何がどのくらい生えているかを押さえておけば、無一文になったとしても植物質はしばらく確保できるわけで…

サザンカの花びらのジャムは苦味が強く出過ぎてしまった

晩秋になると至る所にサザンカが咲いている。あんなにたくさん咲くのに、そのまま鑑賞されるだけで散っていくなんてもったいないと思っていたところ、ツバキの花が食べられるという話を聞いたので、それならばサザンカもいけるのではないかと思い至った。ど…

ヨシの芯は味は良いけど歩留まりが悪すぎる

野食系の漫画が近年いくつか出ておりまして、その中の草分け的な作品である、野食家の茸本朗さん原作の『僕は君を太らせたい』を読んでいたら、主人公達がヨシ(葦〈アシ〉と同じ)の芯を食べていた。 僕は君を太らせたい!(1) (ビッグコミックス) 原作者…

野良のウチワサボテンを食べる 〜 果実編

川べりに場違いなウチワサボテンが生えていたので食べてみたという話。前回は本体(茎節)を食べました。 サボテンの実という果物は、なんとなく子どもの頃からの私の憧れだった。これほどエキゾティズムをくすぐられる果物はなかなかない。 ウチワサボテン…

野良のウチワサボテンを食べる 〜 本体編

川で釣りをしていたら突如目の前に現れた多肉植物。 この形からしてウチワサボテンでしょう。 多肉植物って、園芸でも大変人気があって、インテリアのようにこじんまりとした鉢にちょこんと植えられていたりするけども、場違いな場所で葉を縦横無尽に広げて…

【ヒヤリハット報告】ノボロギクを食べそうになった件

可食な野草だと思い込んで、毒草であるノボロギクを採取しました。 今日の場所、可食の野草が多くて最高だった。ノボロギク、アシの新芽、ノゲシ。 pic.twitter.com/EhnMl3VcH1— しらたま (@shirata_marr) 2020年12月13日 調理前に確認して気づきましたが、…

初冬のキク科天ぷらパーティー 〜 アキノノゲシとアレチノギク

ナマズ釣りに行ったときに野草も採りましたので、今回は野草のレビューです。 ↓ナマズを泥抜きせずに食った話はこちら この寒い季節に生えてる野草というとやはりロゼット型の草がメインになってきます。 やっぱり川岸にわんさか生えてますね。 アキノノゲシ…

魚が釣れないのでクレソンとセリを摘む

今年最後の琵琶湖釣行の野草編。釣り編はこちら↓ 寒いだけでなかなか魚が釣れません。最後は優しいハスくんが釣れてくれたのだが、それまでは釣果はほぼ諦めて野草採取モードに入っていた。早く見極めること、複数の選択肢を持っておくことは、心の安寧にと…

インコの餌に成り果てているハコベに祝福を - ハコベのお浸し

ハコベの花をご存じだろう。春に道端や畑に咲いてるあの小さな白い花である。 よく見るとなかなか可愛い花で、春の七草のひとつであるが、ハコベはどこにでも生えている典型的な雑草に属している。皆さんのハコベに対する印象というと、小学校で飼われている…

たんぽぽの利用可能性は大きい - たんぽぽのツナマヨ和え

野草の摘み食いをしていて面白いのは、その辺に普通に生えてる植物が実は美味しかったりして、その植物に対する見方がまるで変化してしまうというところなんですよね。なぜこれが栽培されて野菜として一般化しなかったんだろうかと思いを馳せるのもまた一興…

海岸のハーブ・ハマゴウの奥ゆかしさはシンプルな肉料理に合う - 豚肩ロースのソテー

日本には8つ、海と接しない内陸県があるがご存知だろうか?まあ知らないでしょうね。海あり都道府県の人たちは、海なし県のことなんてこれまでの人生において1ミリたりとも考えたことなんてないのでしょう。授かりし者は、授かることができずに地面を必死に…

琵琶湖に行っていろいろ採ってきた② 〜 オニノゲシ、スベリヒユ、ツユクサ

琵琶湖遊び釣り編につづき、今回は野草編。 釣り編はこちら。 私は魚を釣るということへの執着がどうも薄いようで、すぐに集中力がなくなって他事をしがちである。魚だけではなく野草とかその他諸々で土産ができればそれで良いと思っている。 初めに釣ってい…

繊維が柔らかければツユクサは美味い - ツユクサの胡麻和え

実家はクソ田舎で、家の地続きに畑と田んぼがある。おかげで畑と庭を含めあらゆるところでカエルがぴょこぴょこやっているケロちゃんハウスと化している。先日、カエル嫌いの知り合いがうちに来たら憤死してしまった。 雑草が生え放題で実質里山みたいなもん…

住宅地に咲くノカンゾウのつぼみを摘む妖怪と化した

ノカンゾウはオレンジの花を咲かせるユリ科の花で、野山や土手なんかに広く分布している。西洋で薬草的なポジションにある甘草とは別で、漢字は萱草と書く。ワスレナグサとも呼ばれるけども、ムラサキ科の園芸用の花にもワスレナグサと呼ばれるものがある。…

ドクダミが美味いとか言った人は正直に手を挙げてください - ドクダミフライ

ドクダミの葉の匂いを嗅いだことはありますか。あの匂いはいつ嗅いでもドクダミで、それ以外の何者でもない。彼(女)くらいの確固たるアイデンティティを持ちたいものである。 ドクダミの葉を乾燥させてお茶にするという話はよく聞く。葉をそのまま食べるとい…