しらたまが道草を採って食うブログ

私ついていくよ どんな辛い野食の闇の中でさえ

ツワブキと普通のフキを食べ比べる

GW中に海釣りに行ったんですが、見事な坊主でした。稚鮎とかヒイカがいるかなと思ったんですが、まだ少し時期が早く、何も釣れない端境期のタイミングだったようです。 ということで野草を摘みます。 近くの岩場にツワブキが生えていました。 ツワブキはよく…

買ったブロッコリーがヨトウムシに食われまくっていたのでそのヨトウムシを食ってみた件

野菜・野草にくっついている虫をただ殺すのが忍びないので食べてみたシリーズ第4弾です。 第1弾:枝豆 第2弾:オニノゲシ 第3弾:パセリ(一部青じそ) 夕方、会社で仕事をしていると、妻から謎のLINEが来た。 配慮として妻のアイコンを黒塗りにしたら、ダー…

イタドリの新芽の先端がキュムキュムしてて美味しい

イタドリのきんぴらを作って食べたのは先述のとおりです。美味しかったです。 きんぴらにするのは茎の部分だけなので、新芽の先端部分と葉っぱは下処理の過程で取り除きますが、さすがに30〜40本処理すると副産物が大量に出てきます。 以前、本当に芽吹いた…

季節が巡り巡っても僕らをずっと待ってる 揚げても消えないドクダミの香り

記念すべき弊野食ブログの第1回目の記事はドクダミのフライでした。もう2年近く前ですね。2年間も僕は何をやっているんでしょうか。 このとき食べたドクダミのフライは、ただただドクダミでした。「あ!揚げ物にすると独特の風味は飛んで、美味しくなるんで…

大量のイタドリの皮を剥きながら「わたしはこういう手仕事をしてる時が一番幸せなの」って言ってる

山菜としてはメジャーではないけれども、食べられるということはそこそこ知られているし好きな人もわりといるという、そんな立ち位置のイタドリ。高知県ではよく好んで食べられているそうですね。たしかに高知出身の職場の後輩に聞いてみたら「いや、知らな…

歌をきかせたかった 愛を届けたかった ハマダイコンの実を美味しく食べてあげられなかった

結論だけ、書く。 せっかく採取したハマダイコンの実を食べるのに失敗した。 ハマダイコンを採ったまま調理していないことを思い出したのは 採取の3日後だった。 あたしはその3日間 連休にかまけて記憶を失っていた。 覚えていたのは原神の綾華ガチャを何十…

【雑記】行きつけの河川敷が1年前からすっかり様変わりしてしまった

今回はただの雑記です。 3月初旬、河川敷で菜の花とヤブシラミを採ってきたのは過去記事のとおりですが、河川敷の様子が1年前と大きく変わっていました。 この背の高い枯れ草群、オオブタクサです。前に進めん。ヤブカンゾウエリアに到達できないじゃないか…

ヤブジラミがあまりに苦すぎて途中で食べるのをやめた

河川敷のつづきです。 まだ季節が少し早かったため、菜の花以外の収穫はこれといってなかったのですが、ヤブジラミを見つけたのでセコセコと採取してみました。 ヤブジラミはセリ科の野草で、同じくセリ科のニンジンに葉の形が似ている。葉を揉むとほんの少…

菜の花は葉っぱも美味い

まもなく啓蟄の時期であるからして、冬の間家でぬくぬくと原神をプレイしていた私も、「原神で野草摘んでいる暇があったら現実世界で野草を摘め」という誰かの声に動かされて、のそのそと河川敷へ繰り出すのである。 でも野草の話する前にちょっと原神の話を…

春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪がクソ寒 - 七草粥もどき

年末年始は寒かったのでずっとゲームやってました。ソシャゲにはしばらく手を出さないでいたのですが、暇つぶしに原神を始めてしまいました。周りで原神をやっている人はあまりいないのですが、ツイッターでフォローしている絵師さんたちがよく原神キャラの…

イチゴノキの実は観賞するだけでいい

自宅から最寄駅までの道すがら、とあるデベロッパーのオサレな建物があるのだが、その敷地内にいろんな草木が植えられている。ローズマリーがその建物を囲うように植えられているので、煮込み料理を作るときに大変重宝している。 あとは南米のフルーツである…

毒に怯えながら食べるフジの実が美味い

子どもを公園に連れて行ったときのこと。さくっと食べてみようとずっと思っていたがまだ試していない食材があったことを思い出した。 フジ。その種(豆)を食べます。 小学校や公園によく植えられているお馴染みの植物なので詳しく説明する必要はないと思い…

かりんのジャムを煮たけどたぶん失敗した

秋になると果物はなにもかも忘れてしまって うっとりと実っていくらしい 八木重吉 言い得て妙やなあ。なあ かりんくん、君もそう思うやろ。 \ナカナカ エエコト ユウテルヤナイカ/ なぁ かりんくん、君は香りはすこぶる良いのに、なんで食べられないのかね。 リキュールに…

金木犀の砂糖漬けを使ってスイーツを作って食べたらひとり時間を楽しむ系OLのカオリ(24)になった

金木犀が咲くとなんだかウキウキしてきます。大人だけではなく、小さい子もあの香りにはうっとりするようです。この前なんて、「ほら、金木犀の花だよ」といってうちの子を抱っこして花の匂いを嗅がせてあげたらすげえ勢いで花を食い始めてて草 ご案内のとお…

ムクノキの実は甘酸っぱいけど熟しすぎて腐りはじめた果実みたいな風味があるのでちょっと苦手でした

タイトルで言いたいことの全てを言ってしまいましたので、本日のブログは以上になります。高評価・チャンネル登録よろしくお願いします。 もっと詳しく?もう…しょうがないにゃあ これがムクノキ。近所の公園に植えられていた。 名前の由来は諸説あるらしい…

ムカゴについての覚書

秋なのでサクッとムカゴを採ってきました。 近所の里山にヤマノイモ(いわゆるヤマイモ)があちこちに生えてるので、散歩がてら採りました。 ムカゴは蔓についているものをポロッととればいいだけだし、毒のある他の植物との見間違いがまずないので、どうや…

道端のニラもちゃんとニラ

野草と野菜を区別する基準は何か。植物分類的な基準、可食形質による基準、栽培個体かどうかという基準などいろいろ考えられるが、極めて単純なものとして「店で売られているものは野菜、そうでなければ野草」という、経済活動の観点が一つの基準になりうる…

テトラポット帯で採った磯物三種 〜 マツバガイ・カメノテ・フジツボ

漁港に釣りに行ったんですが、ちょうど引き潮の時間帯で全然魚が釣れませんでした。僕の腕が悪かったのも少しは要因だったかもしれません。テトラポット帯で穴釣りをしても小さいカサゴがポツポツ釣れるのみ。あとは小さいキュウセンが餌を突っついていくだ…

離島でツルナを摘んできた

愛知県知多半島の先っちょにある日間賀島に行ってタコを食ってきました 妻子が寝ている間に釣りをするなどしていたのだが、せっかく海岸に来たので野草もついでに探してみました。 テトラ帯の隙間のプラゴミの堆積からたくましく生える草。ツルナかな? 海岸…

寄生虫のエキノコックスが愛知県内で定着したかもしれない件

エキノコックス(多包条虫)という人気(?)の寄生虫がいる。なんだかよく分からないけど名前がかっこいいので言ってみたい寄生虫名ランキングの上位の常連者。 基本的には北海道のみに生息するとされ、キツネなどのイヌ科の動物に寄生する。ところが愛知県の…

バッタを食べ比べる - ショウリョウバッタ・エンマコオロギ・イナゴ

このブログの今年の目標というのが「もっと動物質を食べよう!」でして、特に虫食の経験値の溜まってなさについて問題意識を持っています。今まで食べてきた虫と言えば、セミ、イナゴ、あとよくわからん幼虫数種くらい。顔ぶれがいかにも寂しい。 そりゃ私だ…

流れてくる小鮎の死骸を掬って食べる そして冷水病の話

最近夏場に釣りにいくとなると、もっぱら琵琶湖でのハス釣りである。もう滋賀に住みたい。 ハスは砂地の岸近くや琵琶湖流入河川にいるんですけど、砂浜でハスが回遊してくるのを待つのがしんどいので、魚影の濃い川で釣ることが多くなった。ただ、多くの琵琶…

スイカの白いところでキューカンバーサンド作った

注意: 今回の記事には野食は全く関係ありません。すみません。 野食をやっていて実感するのは、「野草って意外と美味いんだなあ」ということではなく、「野菜って本当にすごいよな」ということです。それは、一番思うこと(空気公団の歌詞)。普段、そのへん…

スベリヒユを毎日食べて夏を乗り切るわよ

この記事を書き始めた8月8日、名古屋は39度のとろけそうな日。センチメンタル・バスかよ。 身体が弱らないようしっかり栄養を摂りたいところ。夏に食べたい野菜と言えば、皆さんもよく食べているアレですよね。そう、スベリヒユ(ナレーション: 日髙のり子)…

今年もハス釣りの季節になったよ

夏が来ました。琵琶湖でハスを釣ります。 きれいだねえ。 既にハスに関する記事を2回くらい書いていますが、今回も書きます。 ハスは琵琶湖の固有種であるコイ科の淡水魚で、コイ科の中で唯一純粋な魚食性の魚なので、ルアー釣りのターゲットになります。 ブ…

シロザが野草と思えないくらいに美味い

野草にはカーストが存在している。言わずもがな、タラ、コシアブラ、コゴミのような山深く入っていかないと採れない山菜が横綱・大関で、フキノトウ、ワラビ、ゼンマイが関脇・小結を固めている。三役と前頭の間には希少性の観点で超えられない壁がある。山…

野草を摘んで天蕎麦を作った 〜 カラムシ・クズ・アカメガシワ

さすがの私でも野草を家族にふつうに食わせているわけではなく、一人で勝手に採って食って楽しんでいるだけなのですよ。ただ、大々的にやろうとすると家族が不在の隙にやるしかない。 久々に一人の時間があったので何をしようかと考えていたのだが、野菜のス…

オオブタクサはいかにもアメリカ大陸原産のキク科の植物という感じの香りはするけど食べてもパッとしない

花粉症ってつらいらしいですね。僕は幸いなことに花粉症でありません。生まれてこの方、岐阜のクソ田舎でスギとイネに囲まれて育ってますからね、耐性が違いますよ。 今ではコロナ禍のため年中マスクをつけていることが普通になりましたが、かねてより私は「…

家庭菜園のパセリをイモムシに食べられたのでイモムシを食べてみた件

今年から家庭菜園を始めました。ミニトマトをメインに、コリアンダー(パクチー)、パセリ、シソ、ミツバを育てています。7月初現在、すでにコリアンダーは枯れて種を収穫し終え、ミニトマトは色の付いたものから順次収穫をしているところです。 実家も農業…

イタドリの新芽のお浸し

イタドリという山菜がある。スカンポなどとも呼ばれ、高知県では春の山菜としてよく食べられているのだとか。職場の高知出身の後輩に聞いたら「なんすかそれ?」と言われるくらい、高知では有名です。 イタドリは山に入ればどこにでも生えているし、河川敷で…