だいぶ前の話になりますが、3〜4月は野草採りのため河川敷に頻繁に足を運んでいました。しかし4月に入って気温の高い日が続くようになると、新芽も成長して、少しずつ春の野草がシーズンオフになっていきました。 今年最後の菜の花(からし菜)を採ろうと思…
川で尺越えギンブナとナマズを釣ってきたという話の続きです。今回はナマズ調理編です。 総論およびフナ調理編はこちら。 ナマズを釣って食べた経験は今まで2回あって、1回目はガキの頃に琵琶湖で釣ったもの、2回目は昨年初冬に愛知県内の川で釣ったもの。い…
クサギというシソ科の落葉小高木がある。名前の由来は「臭木」で、文字通り、臭い(くさい)らしい。しかし、食べることのできる野草である。ネットや書籍を見れば「悪臭」「強烈なにおい」「異様」、挙げ句の果ては「真面目だけどパッとしない」「仕事ができ…
実家はもともと柿の兼業農家をやっていて、祖父が亡くなった今でもまだ3分の1くらいの木を残している。 GWに実家に帰省した際に柿の摘果の手伝いをして来たのですが、ふと柿の新芽を天ぷらにすると美味いという話を思い出したのでパクってきました。 こんな…
【注意】本記事には魚の内臓の画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。 近所の川に釣りに行った。いつも野草を採っている河川敷である。いつもパッと見ただけではコイとミドリガメの姿しか確認できないが、魚影の濃そうなポイントがあったのだった。 …
先日の記事でノゲシの茎の有用性が高いと書きました。↓ 前回ノゲシを採取したのは3月中旬で、成長しているとはいえまだまだ成長途中の株だった。さらに1ヶ月経ったノゲシも同様に美味しく食べられるのか確認してみた。 ノゲシとは言っても、今回は近縁種であ…
初めて食べる野草については身の安全の観点から図鑑やネットで事前調査することにしているので、人がどんな食べ方をしているか、どんな評価なのかということは否が応にも目に入ってくる。そのため、食べたときに予想を裏切られるということは少ない。 野草は…
繊維が強くアクやエグ味がありがちな野草にあっては、新芽しか食用に向かないものはザラにあり、その意味で芽吹きの季節である春は野草食いにとって本当に有り難い季節である。どんな植物でも新芽を見れば反射的に美味しそうにすら見える。 以前から食べてみ…
春なので川に来ました。水質調査のためです。 けっこう暖かくなってきたのでちょっと期待して来たのですが、オイカワが全然釣れません。水の中はあまり生命感もない。 しかしコイとミドリガメはその辺にいます。今度来たときは君たちも狙うのでよろしくね。 …
今回はうちの近所で、1時間以内にいろんな野草を採るというやつをやります。子守りの合間に1時間だけ時間をもらったので、時間までに戻らないとキレられるからです。 普段ベビーカーで赤ちゃんを散歩に連れていくときに、どこにどんな野草が生えているかチェ…
私は基本的に一人で行うアクティビティしか趣味にしていないので、野食もソロでやっています。一人でやってるのを「ソロ」って言えばちょっとかっこよく聞こえると思ったら大間違いですよ。 野草を採るのって、世間の多くの人から見ると怪しい行動らしいです…
散歩中にちょっとした珍味を見つけた。 これ、ミキプルーンの苗木(ギシギシの新芽)。 どこにでも生えてるでかい雑草です。 その新芽はこんな感じでヌメってるんですよ。そのためオカジュンサイなんて呼ばれているそうです。 表面に付いてるかつお節をきれ…
この1〜2月で「自宅の敷地内で春の七草を探す」というのをやろうかと思っていましたが、完全に企画倒れに終わりました。西松屋に毎週末行ってたので。 なので、申し訳程度にナズナだけでも食べてみようと思ったってわけ。 2月中旬だけど、もう普通に花咲いて…
先日河川の護岸に生えているヨシを採取したんですが、これが河川法違反だったことに事後的に気づきました。 採ったのは所詮5本程度の話ではありますが、将来に向けた自戒の意も込めて本記事を起こします。 問題の記事↓ 河川法という法律がありまして、不動産…
最近寒くてネタに困っているので、夏頃の小ネタを繋ぎで書いておきます。 散歩すると、どこにどんな野草が生えているかよくわかって楽しい。家の近所に何がどのくらい生えているかを押さえておけば、無一文になったとしても植物質はしばらく確保できるわけで…
晩秋になると至る所にサザンカが咲いている。あんなにたくさん咲くのに、そのまま鑑賞されるだけで散っていくなんてもったいないと思っていたところ、ツバキの花が食べられるという話を聞いたので、それならばサザンカもいけるのではないかと思い至った。ど…
野食系の漫画が近年いくつか出ておりまして、その中の草分け的な作品である、野食家の茸本朗さん原作の『僕は君を太らせたい』を読んでいたら、主人公達がヨシ(葦〈アシ〉と同じ)の芯を食べていた。 僕は君を太らせたい!(1) (ビッグコミックス) 原作者…
川べりに場違いなウチワサボテンが生えていたので食べてみたという話。前回は本体(茎節)を食べました。 サボテンの実という果物は、なんとなく子どもの頃からの私の憧れだった。これほどエキゾティズムをくすぐられる果物はなかなかない。 ウチワサボテン…
川で釣りをしていたら突如目の前に現れた多肉植物。 この形からしてウチワサボテンでしょう。 多肉植物って、園芸でも大変人気があって、インテリアのようにこじんまりとした鉢にちょこんと植えられていたりするけども、場違いな場所で葉を縦横無尽に広げて…
可食な野草だと思い込んで、毒草であるノボロギクを採取しました。 今日の場所、可食の野草が多くて最高だった。ノボロギク、アシの新芽、ノゲシ。 pic.twitter.com/EhnMl3VcH1— しらたま (@shirata_marr) 2020年12月13日 調理前に確認して気づきましたが、…
ナマズ釣りに行ったときに野草も採りましたので、今回は野草のレビューです。 ↓ナマズを泥抜きせずに食った話はこちら この寒い季節に生えてる野草というとやはりロゼット型の草がメインになってきます。 やっぱり川岸にわんさか生えてますね。 アキノノゲシ…
【2021.6.18追記】 ① 本記事では泥抜きせずにナマズを食べていますが、「ナマズを食べるときには泥抜きする必要がない」ということを必ずしも意味しません。私が今回のナマズを釣った初冬という季節に鑑みると、あまり餌を食べなくなっており、したがって体…
今年最後の琵琶湖釣行の野草編。釣り編はこちら↓ 寒いだけでなかなか魚が釣れません。最後は優しいハスくんが釣れてくれたのだが、それまでは釣果はほぼ諦めて野草採取モードに入っていた。早く見極めること、複数の選択肢を持っておくことは、心の安寧にと…
11月の3連休、また琵琶湖に釣りに来た。 紅葉のピーク。琵琶湖に向かう途中、車から望む山々が色づいて大変美しく、このまま釣りに行かなかったとしてもこの紅葉を見れただけでも車を走らせた甲斐があるとさえ思った。思っただけで、紅葉だけ見て帰るなんて…
秋の味覚といえば、植物質のものでいえば新米、栗、銀杏、松茸、さつま芋、里芋あたりが思い浮かぶだろう。動物質のもので真っ先に思い浮かぶのは秋刀魚だろうが、年々悪くなる漁獲量にかんがみれば、いつまでも秋の味覚ともてはやして大量消費しているわけ…
昔から野池なんかで釣りをしていたので、菱という水生植物は見慣れていた。そして秋を超えると岸にトゲトゲした黒い殻の禍々しい実が落ちているが、それが菱の実であること、そして食べられるらしいことも何となく知っていた。 ほんと何なのこの形。忍者が使…
ハコベの花をご存じだろう。春に道端や畑に咲いてるあの小さな白い花である。 よく見るとなかなか可愛い花で、春の七草のひとつであるが、ハコベはどこにでも生えている典型的な雑草に属している。皆さんのハコベに対する印象というと、小学校で飼われている…
金木犀の香りが好きだ。金木犀の香りを嗅いで初めて僕のなかで秋がやってくる。最近いろんなところで「〇〇をして初めて僕のなかで秋がやってくる」的発言をしている気がする。総合すると、金木犀をかいで、銀杏を食べて、どんぐりを拾って、燗酒を呑まなけ…
野草の摘み食いをしていて面白いのは、その辺に普通に生えてる植物が実は美味しかったりして、その植物に対する見方がまるで変化してしまうというところなんですよね。なぜこれが栽培されて野菜として一般化しなかったんだろうかと思いを馳せるのもまた一興…
紳士淑女の秋の楽しみといえば、ドングリ拾いであろう。 かくいう私もその辺で拾ってきましたよ。 ドングリはブナ科に見られる硬い殻に覆われた果実の総称であるが、アク抜きしなくても食べられるものはスダジイ、ツブラジイ、マテバシイ、クリの4種類。全て…